iPad(第四世代 2013年)からiPad Pro(第三世代 2018年) への移行について

新しい製品を購入するにあたり、製品の選択から、実際に使用し始めるまでの作業が、
一番楽しいと感じている人も多いのではないでしょうか。

最近では、電子機器の性能も向上して、1年に1回更新するみたいなことも少なくなりました。

使用する製品のサイクルが長くなったことで、新しい製品へ更新するタイミングでは、
操作方法の違いなどを強く感じることになる原因かもしれません。

今回、6年ぶりにiPadを更新しました。
その顛末を残しておきたいと思います。

 

 

 

 

1.iPad Pro の選定理由

 

iPadはいいのですが、値引きもなく、Androidタブレットで十分だと思いますが、
iBoosで購入した電子書籍があり、結局、Apple製品を買う羽目に陥っています。
iBooksが、iOS以外でも読めるようになった暁には・・・。

 

これまでは、2013年 2月発売のiPad を使用していました。
購入から、6年経過しており、十分働いてくれたのですが、
触らない日が続いて、久しぶりに動かしたところ、
表示や応答速度の遅れが、どうにも気になってしまい、
新しいものを購入することにしました。

当初、iPad Air (2019)が発売したばかりだったので、そちらを購入しようと思っていましたが、
容量が、64GBと256GBのラインナップに限られており、既に、128GBをフルに使用していたので、
容量が大きいものを選びたいと思っていました。

それらなら、256GBでいいのではないかと思うのですが、
Google Playで購入した映画や電子書籍も馬鹿にならないほど容量を必要としており、
(現在使用している、Galaxy Note 9にも、256GBのmicro SDを追加してます)
256GBでは心もとない状況で、512GBのiPad Proにしました。

大きな容量のものを購入したからと言って、何も解決することは無く、
不要なデータを削除しなさい!ということなんですけど。

 

新しい製品を買って、オプションも購入しておけば・・・ということも、
よくあるので、Smart KeyboardとApple Pencilも合わせて購入しました。
もう、金額は、パソコンと変わらないですね。

ちなみに、私が購入したのは、セルラーモデルです。
Appleのサイトか、Appleストアでしか購入できないです。

 

2.既存のiPadから新しいiPadへの移行

 

実のところ、自分はandroidびいきです。
Appleは、ファイルを扱いにくいと感じていたため、スマートフォン単体で
ファイルの移動ができるandroidがいいと感じています。
ただ、今回はさらにそれを強く感じることになりましたが・・・。

新しい製品に移行するにあたり、iTunesを使用することで、面倒なバックアップ作業からは、
解放されます。

128GBありますが、差分バックアップされているのか、それほど時間がかからずに、
バックアップが完了し、続いて、新しいiPadへのリストアを実行しますが、問題発生です。

 

 

 

 

3.旧機種からの移行にともなう問題点

 

さて、パソコンとiPad Proを接続しようとすると、同梱されているUSBケーブルの両端が、
どちらも、Type C になっています。

使っているパソコンは、USB Type Cのポートが無いため、USB Type A - USB Type C の
ケーブルを用意する必要があります。

Galaxy Note 9で使用しているものがあったので、そちらを使用することにしましたが、
Galaxy Note 9にも USB Type A ー USB Type C は添付されておらず、
その時には、家電量販店へ買いに行った覚えがあります。

iPadとパソコンをUSBケーブルで接続して、リストアを実行しました。
データ容量に応じて時間もかかりますが、手間もなく完了しました。

新機種への移行は「楽だなぁ~」と思ったのもつかの間、
バックアップされない情報があることが分かりました。

多くは電子書籍ですが、
・Apple iBooks
・Amazon Kindle
・Google Playブックス
・Sony Reader
・au ブックパス
は、いずれも購入した書籍データはバックアップされず、
再度、それぞれのサービスからダウンロードが必要になります。

 

それぞれのアプリで、購入した書籍をタッチすることで、ダウンロードされますが、
どのサービスも一括でダウンロードはさせてくれないようです。
※調査していないですが、見た目、そのような機能は無かった様に思います。

購入している冊数にもよりますが、結構な労力です。

なお、電子書籍のリーダー i文庫HD も使用していますが、
こちらのデータは、全部リストアされていました。

続いて、アプリを実行すると、ログイン、パスワードを求められる試練が。
使うたびに、調べて入力すればいいのですが、外に持ち出して使うので、
できる限り、ログインできるようにしておきたいです。

そんな中で、動作しないアプリがあることに気づきました。
以前のiPadを6年以上使っていたので、知らぬ間に、iOSが最新のものに
対応しなくなっていることにも気づかなかったため、
アプリも更新が停止していることに気づいていませんでした。

 

GoodReader
ファイル操作のかなめであった本アプリですが、iOS12.2では対応していないようです。

※あとで分かりましたが、そもそも、使っていたバージョンは3でした。
知らぬ間に、バージョン4に代わっており、最新では、バージョン5のようです。

 

CLIPBOX
こちらのアプリは、iOS10のころからアップデートが中断しているのは知っていました。

新しいiPadに移行したのだから、使うことを諦めればいいのですが、
どちらのアプリにも保存されているデータが・・・。

iTunesでiPadの中を除くと、ファイル共有という項目があり、
アプリを選択すると、入っているファイルを参照して、保存することができるのですが、
上に挙げたアプリは、どちらも、更新状態続いて、ファイルが表示されませんでした。

 

結果として、上記2つのアプリのデータを、以下の方法でファイルを取り出しました。
参考までに記載します。

 

(1)GoodReader
本製品は、FTPクライアントになるため、boxのログイン情報追加して、
iPadからboxへ直接アップロードしました。

(2)CLIPBOX
マイコレクションでファイル選択しても、移動先が
CLIPBOX内しか指定できないため、動かしようが無いと諦めかけましたが、
よくよく確認すると、「カメラロール」を選択できます。
ただし、ファイルを1つずつ選択して操作しないといけません。

 

しかしこれからは、マスタデータは、パソコンでの管理を徹底する必要がありそうです。

 

 

 

 

4.iPadを収納するカバー、ケース

一通りのデータ移行が完了しました。操作は、非常に快適です。

電子書籍を見るためだけと考えると、かなり贅沢な買い物だとは思いますが、
パソコンの代わりにも使えそうです。

さて、外に持ち出すにあたり、
iPad Pro のオプションのSmart Keyboard を取り付けることで、
iPadの表麺、裏面が保護することができます。

 

 

ただ、パソコンや電源アダプタを一緒にカバンに入れて移動することが多く、
これらの器材がタブレットを圧迫することが気になっていました。

気にしだしたらキリが無いのですが、Smart Keyboard、Apple  Pencil 込みで収納できるカバーや
ケースを探しました。

 

寸法としては、
本体のみのサイズは、Webの情報から
247.6mm×178.5mm×5.9mm です。

Smart keyboardを付けた状態の寸法は、Webに情報がないため、
寸法を定規で確認しました。
248mm×187mm×14mm です。

 

 

 

近い規格では、B5(182mm×257mm)でしょうか。

あまりギリギリのサイズでは、出し入れにストレスがありそうなので、
少し大きめのものを選定しました。

 


上の商品は、235mm×325mm×20mmなので、
iPad 11インチを収納しても、縦、横、それぞれ50mm~70mm程度の
余裕があります。場合によっては、もっと攻めた選択をしてもいいかもしれません。

 

 

 

 

 

5.最後に

iPad Pro はハードスイッチが無いため、スクリーンショットが、
これまでの方法では実行できません。
iPad Proでは、「電源」ボタンと「音量(上)」ボタンの同時押しで実行します。

Galaxy Note 9も同様に、ディスプレイ上にホームボンタンがないので、
同じような操作をしますが、こちらは、「電源」ボタンと「音量(下)」ボタンの同時押しです。

わざと、同じにしないようにしているんですかね?